GoHighLevelをつかみオートメーションを味方につける

人的リソースの壁を越える。GoHighLevelが中小企業にもたらす自動化の力

October 02, 20258 min read

現代においてマーケティングオートメーション(MA)ツールは、今やビジネス成長に欠かせない存在です。しかし、「導入コストが高そう」「使いこなせるか不安」「専任の担当者がいない」といった理由で、導入に踏み切れない中小企業も少なくありません。特に今までのMAツールは非常に高額で、使えるのは大企業のみ…という現実もあったと思います。しかし、そんな企業にこそ、GoHighLevel(GHL:ゴーハイレベル)という選択肢が強力な武器となり得ます。

今回は、マーケティングの自動化を次のレベルに引き上げる、GoHighLevelの核心的な特徴を深掘りしてご紹介します。

オールインワンだからこそ実現できる「チャネル横断的な自動化」

GoHighLevelの最大の強みは、リード獲得から顧客フォローまでを一気通貫で自動化できることです。一般的なMAツールが「メール」を中心とした自動化に強みを持つことが多いのに対し、GoHighLevelはメールだけでなく、SMS、電話、カレンダー予約、さらにはLP(ランディングページ)作成やCRM(顧客管理)機能まで、多様なツールをひとつのプラットフォームに統合しています。

※日本国内ではまだ電話やSMSの活用はあまり活発ではないものの、今後使われるようになる可能性も秘めています。

これにより、以下のような顧客コミュニケーションをシームレスに自動化できます。

  • 問い合わせへの即時対応: ウェブサイトからの問い合わせ後、自動でサンクスメールを送信し、自社の担当者のもとに通知を飛ばす。

  • 日程調整の自動化: 顧客が自身の予定を確認すればセルフサービスで商談や打ち合わせの予約ができるようにし、オンラインミーティングの予約も取得してリマインダーも自動で送信する。

  • 休眠顧客の掘り起こし: 過去の顧客リストに対し、パーソナライズされたメッセージをメールで自動的に再アプローチする。

今まではこれらの機能を実現しようとすると、複数のSaaSツールを組み合わせるしかありませんでした。そうすると、コストが膨らむだけでなく、連携設定が複雑になりがちです。

しかしGoHighLevelなら、すべてが最初から連携されているため、単一のワークフロー内で複雑なシナリオも簡単に構築できます。

AIを活用した高度な自動応答で「人手不足」を解消

GoHighLevelは、単なる定型文の自動送信にとどまりません。注目すべきは、AI機能を活用した自動応答機能です。

AI Employeeという機能では、AIが問い合わせ内容を理解し、チャットや電話で顧客に自動で応答してくれます。これにより、営業時間外の問い合わせ対応や、単純な質問への回答など、これまで人が対応していた業務をAIが代替してくれるのです。これは、特に少数精鋭で運営している企業にとって、まるで「もう一人従業員を雇う」ような効果をもたらします。

担当者は、AIが対応しきれない複雑な案件や、より高度なサポートに集中できるようになり、生産性が大幅に向上します。

※AI機能はオプション購入により可能となります。追加費用が掛かることにご注意ください。


スケールを見据えた設計が、成長を加速させる

GoHighLevelのもう一つの大きな特徴は、その拡張性です。特に、複数のクライアントのマーケティングを支援する代理店モデルや、将来的に事業を多角化・拡大していきたい企業に最適な仕様になっています。

GoHighLevelは「サブアカウント」という形で、クライアントごとに独立した環境を簡単に作成できます。これにより、一つの契約で複数の事業やクライアントを管理でき、事業拡大に伴うコストの増加を抑えることができます。

逆に、あなたがいつも依頼しているマーケティング会社やコンサルティング会社がGoHighLevelを採用していれば、その会社にサブアカウントを作ってもらってマーケティングを開始することができるのです。

また、APIやZapierとの連携も強力で、会計ソフトやERPといった外部システムとシームレスに接続し、より高度な業務自動化を実現することも可能です。

※連携できる外部システムやアプリは各オートメーションサービスから確認してください。

導入を検討する上で知っておきたいこと

GoHighLevelは非常に強力なツールですが、導入にはいくつか留意すべき点もあります。

日本語サポートとUI: 基本的に英語がメインのツールであり、日本国内ではまだ運用できる企業が少ないため、ドキュメントやサポートは英語が中心となります。英語に抵抗がある場合、初期設定やトラブル対応でハードルを感じるかもしれません。

国内商習慣との連携: 日本独自の業務システム(会計ソフトやSFAなど)との連携については、個別に検証が必要です。

これらの点を踏まえた上で、「複数のツールを統合して業務を効率化したい」「人的リソース不足を自動化で補いたい」「将来的にビジネスをスケールさせていきたい」とお考えの企業には、GoHighLevelは非常に価値のある投資となるでしょう。

自動化の力で、あなたのビジネスの可能性を広げてみてはいかがでしょうか。


株式会社コルプ代表取締役。写真・映像などのPRコンテンツの製作と品質保証を中心とした業務改善で中小企業を支援。YouTubeチャンネル運用支援ではチャンネル登録者数12人のチャンネルを撮影・編集も含めた支援により登録者数1000人を達成し、現在では顧客が自立してチャンネルを運用している。業務改善支援では中小企業の30代中堅社員の業務管理方法の改善指導をした上、業務標準化を進めるなど管理面に関する支援を行っている。日本国内でいち早くGoHighLevelを導入した企業とパートナーシップを組み、GoHighLevelの使い方を紹介、ユーザーの支援を行っている。

Takahiro Yoshida

株式会社コルプ代表取締役。写真・映像などのPRコンテンツの製作と品質保証を中心とした業務改善で中小企業を支援。YouTubeチャンネル運用支援ではチャンネル登録者数12人のチャンネルを撮影・編集も含めた支援により登録者数1000人を達成し、現在では顧客が自立してチャンネルを運用している。業務改善支援では中小企業の30代中堅社員の業務管理方法の改善指導をした上、業務標準化を進めるなど管理面に関する支援を行っている。日本国内でいち早くGoHighLevelを導入した企業とパートナーシップを組み、GoHighLevelの使い方を紹介、ユーザーの支援を行っている。

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