GoHighLevelを活用してROIを最大化する組織

GoHighLevelのROI最大化戦略:成果が出ないMAツール運用からの脱却法

October 07, 20259 min read

MAツールは導入したものの、なかなか成果が出ず、むしろ「コストばかりかかっている」と感じていませんか?実は、その原因はツール自体にあるのではなく、その使い方や戦略の立て方にあることがほとんどです。

特に、多機能なMAツールとして知られるGoHighLevel(ゴーハイレベル、以下GHL)は、そのポテンシャルを100%引き出せれば、高い投資対効果(ROI)を実現できます。

この記事では、MAツール導入後に成果が出ない主な理由とその具体的な解決策、そしてGHLがどのようにROI改善に貢献するのかを解説します。

1. 成果が出ない4つの主要因と対策

MAツールが期待通りの成果を出さないとき、まずは以下の4つのポイントを見直してみましょう。

原因1. KPIと目的がズレている

課題:

「月に何通メールを送るか」「フォームを何個作るか」といったタスクの実行が目的となり、事業の成果に直結するKPI(重要業績評価指標)が設定されていない。

対策:

まずは、ビジネスの成果に紐づく指標をKPIとして再設定します。例えば、「月10件の新規リード獲得から商談を3件、受注を1件生み出す」といったように、具体的な受注数や顧客生涯価値(LTV)を目標に据えることが重要です。

原因2. リードの質と量が不足している

課題:

MAツールは、獲得したリードを育てるためのツールです。そのため、入り口となるリードの絶対数が少なかったり、質が低かったりすると、いくら優れたツールを使っても成果は生まれません。

対策:

展示会、広告、SEOなど、リード獲得チャネルを積極的に増やすことが必要です。また、GHLのフォームやランディングページ(LP)を活用して、コンバージョン率(CVR)のテストを繰り返すことで、リード獲得の効率を最大化できます。

原因3. ナーチャリング設計に不備がある

課題:

見込み客の興味やフェーズを無視して、ただ画一的なメールを送るだけになっていませんか?これでは、見込み客を効果的に育成できません。

対策:

ストーリー性のあるシナリオを設計しましょう。例えば、「課題提起 → 事例紹介 → 無料相談への誘導」といった段階的なステップメールを組み、見込み客の関心度に合わせて段階的にアプローチします。

GHLのワークフロー分岐機能を使えば、「メールを開封した人/未開封の人」で送るメッセージを分けたり、顧客の反応に応じたきめ細やかなアプローチが可能です。

原因4. 営業フローとの連携ができていない

課題:

MAツールがホットリードを創出しても、営業チームが適切なタイミングで対応できず、機会損失が発生していることがあります。MAと営業現場の間に情報の断絶が起きている状態です。

対策:

GHLのパイプライン機能を活用して、営業状況をリアルタイムで可視化しましょう。通知やタスクの割り当てを自動化することで、営業担当者が即座に動ける仕組みを作り、MAと営業の連携をシームレスにします。

2. GoHighLevel(GHL)が利益率改善に有効な理由

GHLは、ただのMAツールではありません。マーケティングに必要な多くの機能を一つにまとめた統合型プラットフォームです。この特性こそが、ROIを飛躍的に向上させる鍵となります。

複数のツール費用と人件費をまとめて削減できる

多くの企業は、複数のツールを組み合わせてマーケティング活動を行っています。

  • メール配信ツール

  • LP作成ツール

  • CRM(顧客管理)ツール

  • 予約管理ツール

  • SMS配信サービス

これらのツールを別々に契約すると、月額費用がかさむだけでなく、それぞれのデータを手作業で連携させる手間も発生します。

一方、GHLはこれらの機能をすべて搭載しています。つまり、複数のツールの利用コストをGHLの利用料に一本化できるため、全体的なコストを大幅に削減できるのです。

さらに、メールの自動化や顧客データの一元管理によって、これまで人が手作業で行っていた業務を効率化できます。これにより、営業アシスタント1人分の業務を代替するなど、人件費削減にもつながります。

マーケティングから営業までを効率化し、売上を向上させる

GHLはコスト削減だけでなく、売上向上にも貢献します。

  • リード獲得の効率化:A/Bテスト機能を使ってLPの改善を繰り返し、コンバージョン率を継続的に高めることができます。

  • ナーチャリングの自動化:ワークフロー機能で、見込み客の行動に合わせて最適な情報を届け、商談へとスムーズに移行させます。

  • 営業プロセスの最適化:パイプラインビューで案件の滞留箇所を特定し、営業のボトルネックを解消することで、成約率を高めます。

このように、GHLは「コスト削減」「売上向上」の両面から、ROIを最大化するポテンシャルを持っています。

3. MAツールを「投資」として捉えるROIの考え方

MAツールを単なる「出費」ではなく「投資」として捉えることが、成果を出すための鍵です。

ROI(投資対効果)の算出方法

ROIは、以下の計算式で算出されます。

ROI = (増加した利益 - ツール費用) / ツール費用 × 100

例:

  • ツール費用:月額5万円

  • MA活用による追加受注数:月2件

  • 1件あたりの平均利益:50万円

この場合、MAツール導入による増加利益は「50万円 × 2件 = 100万円」となります。

ROI = (100万円 - 5万円) ÷ 5万円 × 100 = 1,900%

このように具体的な数値を当てはめてみると、ツール費用がどれだけリターンを生んでいるかが明確になります。

MAツールは、成果指標を明確にし、その効果を売上増加やコスト削減に換算することで、「投資」としての価値を証明できるのです。

今、もしMAツールが期待した成果を出していないと感じているなら、まずはツールの設定や使い方を見直し、GoHighLevelの統合的な機能を最大限に活用してみることをおすすめします。


株式会社コルプ代表取締役。写真・映像などのPRコンテンツの製作と品質保証を中心とした業務改善で中小企業を支援。YouTubeチャンネル運用支援ではチャンネル登録者数12人のチャンネルを撮影・編集も含めた支援により登録者数1000人を達成し、現在では顧客が自立してチャンネルを運用している。業務改善支援では中小企業の30代中堅社員の業務管理方法の改善指導をした上、業務標準化を進めるなど管理面に関する支援を行っている。日本国内でいち早くGoHighLevelを導入した企業とパートナーシップを組み、GoHighLevelの使い方を紹介、ユーザーの支援を行っている。

Takahiro Yoshida

株式会社コルプ代表取締役。写真・映像などのPRコンテンツの製作と品質保証を中心とした業務改善で中小企業を支援。YouTubeチャンネル運用支援ではチャンネル登録者数12人のチャンネルを撮影・編集も含めた支援により登録者数1000人を達成し、現在では顧客が自立してチャンネルを運用している。業務改善支援では中小企業の30代中堅社員の業務管理方法の改善指導をした上、業務標準化を進めるなど管理面に関する支援を行っている。日本国内でいち早くGoHighLevelを導入した企業とパートナーシップを組み、GoHighLevelの使い方を紹介、ユーザーの支援を行っている。

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