GoogleビジネスプロフィールとMAツールの活用で活気が出た雑貨店

小さな雑貨店が「行列のできるお店」に。Googleとマーケティング自動化ツールで売上を伸ばす方法

October 08, 20259 min read

「お店を始めたはいいけど、なかなかお客さんが増えないな」「せっかく来てくれたお客さんに、また来てもらうにはどうしたらいいんだろう?」もし、あなたがそんなお悩みを抱えているなら、ぜひ聞いて頂きたいお話があります。

この記事では、地域に根差した小さな雑貨店のような、個人で経営されているお店でもすぐに実践できる、Google Business Profile(GBP:グーグルビジネスプロフィール)GoHighLevel(GHL:ゴーハイレベル)などのマーケティング自動化ツール(MAツール) を使った集客とリピート化の戦略をご紹介します。

「自動化」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、一度仕組みを作ってしまえば、あとは放っておいてもお客様が増えていく、夢のようなシステムです。

なぜGoogle Business Profileと自動化ツールが最強のコンビなのか?

この戦略のポイントは、役割の違う2つのツールを組み合わせて、お客様との関係を自動で深めていくことにあります。

  • Google Business Profile(GBP)は「見つけてもらう入り口」です。
    「〇〇駅 雑貨店」や「近くの雑貨屋さん」のように、地域の名前とお店のジャンルで検索されたときに、あなたの店を一番に見つけてもらうためのツールです。

  • マーケティング自動化ツール(MAツール)は「忘れられないお店にするための装置」です。
    一度来てくれたお客様の情報をリスト化し、その後のフォローアップや再来店を自動で促すことで、お客様との関係を維持し、深めていきます。

この2つを組み合わせることで、「集客 → リピート → 集客 → リピート」 という、売上がどんどん伸びる好循環が生まれていくのです。

ステップ1:お店の「顔」をGoogle Business Profileで輝かせる

お店を地域の人に見つけてもらうには、まずGBPをしっかり整えることが大切です。高額な広告費をかけなくても、Googleで上位に表示されれば、これ以上ない集客ツールになります。

いますぐできるGBP活用術

  1. 魅力的な写真と最新情報を定期的に投稿する
    GBPはSNSのように自分の近況を発信できます。
    季節ごとのディスプレイや新商品、期間限定のフェアなど、お店の最新情報をこまめに投稿しましょう。写真映えする雑貨店は、その魅力を最大限にアピールできます。

  2. お客様からのレビューには必ず返信する
    良いレビューはもちろん、改善点が書かれたレビューにも丁寧に返信することで、お店の誠実さや信頼性が伝わります。これは、まだ来店したことのないお客様がお店を選ぶ上で、とても重要な要素になります。

ステップ2:一度来たお客様を「常連さん」にする自動化の仕組み

お店に来てくれたお客様を、単なる「一度きりのお客さん」で終わらせないための仕組みを作りましょう。ここからがMAツールの出番です。

1. 顧客リストを自動で作る

まずは、お客様が自然と連絡先を登録したくなるような「仕掛け」を用意します。

  • レジ横に「LINE登録で今日から使える10%オフクーポンプレゼント!」といったメッセージを添えたQRコードを置く。

  • お客様がQRコードを読み取って登録すると、自動でその情報がMAツールに保存される仕組みを構築します。

2. 賢く自動でメッセージを配信する

MAツールに登録されたお客様に向けて、事前に設定したシナリオに沿って、自動でメッセージを送ります。

  • 登録直後:「登録ありがとうございます!次回使えるクーポンです」といった感謝のメッセージを自動送信。

  • 1週間後:「今月のおすすめ雑貨トップ3」など、写真付きで商品を紹介し、再来店を促す。

  • 来店から30日経過:「新商品も入荷しております。またのご来店をお待ちしています。」といったリマインドメッセージを送る。

こうすることで、お店に興味を持ってくれたお客様を「忘れさせない存在」にすることができ、再来店のきっかけを作ることができます。

小さな雑貨店にこそ試してほしい理由

この戦略は、リソースが限られた個人経営のお店にこそ、大きなメリットをもたらします。

  1. 省力化と効率化
    一度仕組みを作れば、集客からフォローアップまでを自動で回せるため、本来の業務である商品の仕入れやお客様との対話に集中できます。

  2. 高い費用対効果
    高額な広告費をかけなくても、既存のお客様との関係を深めることで、安定した売上を築くことができます。

  3. 地域密着とデジタルの融合
    Googleで地域の新しいお客様に見つけてもらい、自動化ツールで「忘れられないお店」になる。リアルな店舗の強みとデジタルの便利さを両立できます。

導入はたった4つのステップで

  1. GBPを充実させる
    写真や営業時間などの情報を充実させ、レビューには必ず返信するようにしましょう。

  2. リスト収集の仕掛けを用意する
    LINEなどのSNSのQRコードと、お客様が「登録したい!」と思うような特典(クーポンなど)を準備します。

  3. MAツールで自動シナリオを設定する
    登録後のメッセージや、来店促進、レビュー依頼などの自動配信シナリオを設定します。

  4. 効果をチェックし、改善する
    クーポンの利用率やGBPのレビュー数などを見て、どうすればもっとお客様に来てもらえるかを考えながら、仕組みを育てていきましょう。

この仕組みを導入すれば、あなたのお店はただの雑貨店ではなく、「お客様一人ひとりと丁寧に向き合い、自動でファンを増やせるお店」 に変わっていきます。

もし、「自分のお店でもやってみたい!」と思っていただけたら、ぜひこの戦略を試してみてはいかがでしょうか。

※クーポンやディスカウントを見返りとしてGoogleビジネスプロフィールへのレビューを依頼することはGoogleの規約に違反しますのでご注意ください。



株式会社コルプ代表取締役。写真・映像などのPRコンテンツの製作と品質保証を中心とした業務改善で中小企業を支援。YouTubeチャンネル運用支援ではチャンネル登録者数12人のチャンネルを撮影・編集も含めた支援により登録者数1000人を達成し、現在では顧客が自立してチャンネルを運用している。業務改善支援では中小企業の30代中堅社員の業務管理方法の改善指導をした上、業務標準化を進めるなど管理面に関する支援を行っている。日本国内でいち早くGoHighLevelを導入した企業とパートナーシップを組み、GoHighLevelの使い方を紹介、ユーザーの支援を行っている。

Takahiro Yoshida

株式会社コルプ代表取締役。写真・映像などのPRコンテンツの製作と品質保証を中心とした業務改善で中小企業を支援。YouTubeチャンネル運用支援ではチャンネル登録者数12人のチャンネルを撮影・編集も含めた支援により登録者数1000人を達成し、現在では顧客が自立してチャンネルを運用している。業務改善支援では中小企業の30代中堅社員の業務管理方法の改善指導をした上、業務標準化を進めるなど管理面に関する支援を行っている。日本国内でいち早くGoHighLevelを導入した企業とパートナーシップを組み、GoHighLevelの使い方を紹介、ユーザーの支援を行っている。

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