問合せが来ないWebフォーム

フォームから問い合わせが来ない中小企業が見落としている3つの原因

October 25, 202516 min read

【導入】「フォームあるのに反応ゼロ」あるある

「よし、ホームページに問い合わせフォームを設置した!これで反響が来るぞ」

そう期待して待っていたのに、1週間経っても、1ヶ月経っても、問い合わせがまったく来ない…。こんな経験、ありませんか。アクセス数はそこそこある。ページも一応見られている。なのに、問い合わせフォームからの反応はゼロ。「うちの商品に魅力がないのかな…」と落ち込んでしまう気持ち、よく分かります。

でも、ちょっと待ってください。問題は、あなたの商品やサービスではないかもしれません。もしかしたら、フォームそのものに原因があるのかもしれないんです。

実は、多くの中小企業のホームページには、共通する「問い合わせが来ない理由」があります。それも、ちょっとした改善で劇的に変わる可能性がある部分なのです。

「フォームを置いておけば、興味のある人が勝手に問い合わせてくれる」。確かに、そう思いますよね。でも現実は、そう甘くありません。

訪問者は、想像以上に慎重です。「本当に問い合わせていいのかな」「個人情報を入力して大丈夫かな」「営業されたらどうしよう」こうした不安や迷いが、フォームの前で立ち止まらせているのです。

今回は、問い合わせが来ない原因として、多くの会社が見落としている3つのポイントをお伝えします。もし、あなたのフォームにも当てはまるものがあれば、今すぐ見直してみてください。改善のヒントが、必ず見つかるはずです。

【原因1】ページ内容とフォームの"距離感"

まず最初の原因は、「ページの内容とフォームの距離感が合っていない」ことです。どういうことか、具体的に説明しますね。

フォームの位置が遠すぎる

訪問者がページを開いて、あなたのサービスに興味を持った。「これいいな、問い合わせてみようかな」と思った瞬間、フォームがどこにあるか分からない。

スクロールしても、スクロールしても、フォームが見つからない。やっと見つけたと思ったら、ページの一番下。そこまで辿り着く前に、大半の人は離脱してしまいます。

「興味を持った瞬間にすぐ行動できる」ということが重要なんです。熱が冷めないうちに、フォームにたどり着けるようにしましょう。

ページ内容とフォームが噛み合っていない

もう一つよくあるのが、ページで説明している内容と、フォームで求めている情報がズレているケースです。

例えば、ページでは「まずは無料で相談してみませんか?」と優しく語りかけているのに、フォームには「ご契約希望日」「ご予算」「決裁権の有無」など、いきなりハードルの高い項目が並んでいる。

これでは、訪問者は「え、相談だけじゃダメなの?」と引いてしまいます。ページで提供している価値と、フォームで求めている情報のバランス、この「距離感」を意識することが大切です。

段階を踏んでいない

「今すぐ購入してください」といきなり言われても、人は動けません。

初めて訪れたページで、いきなり「お申し込みフォーム」だけがあると、訪問者は戸惑います。「まだそこまで決めてないんだけど…」と。

本来であれば、「興味を持つ → もっと知りたい → 相談してみたい → 購入を検討する」という段階があります。最初のフォームは、「資料請求」や「無料相談」など、ハードルの低いものから始めるべきなのです。

【原因2】入力項目が多すぎる or 不安を生む

二つ目の原因は、フォームそのものの設計です。特に、入力項目に問題があるケースが非常に多いんです。

項目が多すぎる

お名前、フリガナ、メールアドレス、電話番号、郵便番号、住所、会社名、部署名、役職、業種、従業員数、問い合わせ内容、どこで知りましたか、希望日時、その他ご要望…

ちょっと待ってください。これ、全部必要ですか?

訪問者の立場で考えてみてください。ちょっと興味を持っただけなのに、こんなに入力させられたら、面倒になって離脱してしまいますよね。スマホで見ている人なら、なおさらです。小さな画面で、何項目も入力するのは本当に大変です。人によっては「情報を抜き取られているみたいで怖い…」と感じてしまうかもしれません。

項目は本当に必要最低限に絞りましょう。最初の問い合わせでは、名前とメールアドレス、せいぜい電話番号くらいで十分です。詳しい情報は、関係ができてから聞けばいいんです。

不安を生む項目がある

「電話番号(必須)」と書かれていると、「営業電話がかかってくるんじゃ…」と不安になります。「会社名」や「役職」を聞かれると、「個人では問い合わせちゃダメなのかな」と思われるかもしれません。「年収」や「ご予算」を聞かれると、「買わされるんじゃないか」と警戒されます。

こうした項目は、訪問者に不安や抵抗感を与えます。本当に初回から必要な情報なのか、もう一度見直してみましょう。

プライバシーへの配慮が見えない

個人情報を入力するのは、誰だって不安です。「この会社、ちゃんと管理してくれるのかな」と。プライバシーポリシーへのリンクがない、SSL化されていない、「個人情報の取り扱いについて」の説明がない。こうした状態では、安心して情報を入力できません。

「あなたの情報は大切に扱います」というメッセージを、明確に伝えることが重要です。

【原因3】導線やCTAが弱い/見えてない

三つ目の原因は、「導線とCTA(Call To Action:行動喚起)」の問題です。これ、意外と見落とされがちなんですよね。

ボタンが目立たない

「お問い合わせはこちら」というボタンが、ページの背景に溶け込んで見えない。文字が小さくて、ボタンだと気づかない。グレーやベージュなど、地味な色で作られている。これでは、せっかく興味を持った人も、どこから問い合わせればいいか分からず、諦めてしまいます。

ボタンは、パッと見て「ここから問い合わせできる!」と分かるように、目立つ色、大きめのサイズで作りましょう。

CTAの文言が弱い

「送信する」「問い合わせ」こうしたシンプルすぎる文言では、行動を後押しできません。人は、「クリックしたら何が起こるのか」が明確でないと、不安で行動できないんです。「無料で資料をダウンロードする」「今すぐ相談予約をする」「10秒で診断結果を見る」など、クリックした先に何があるのかを具体的に伝えましょう。

また、「今なら○○特典付き」「期間限定」といった、今行動する理由を添えるのも効果的です。

導線が複雑すぎる

トップページからサービス紹介ページに飛んで、そこから料金ページに行って、さらに別のページでようやくフォームに辿り着く…。こんな複雑な導線では、途中で迷子になってしまいます。

訪問者が「問い合わせたい」と思った瞬間に、すぐアクションできる導線を作りましょう。ページの途中や、画面の固定位置にフォームやボタンを配置するのも一つの手です。

「その後」が見えない

問い合わせフォームを送信したあと何が起こるのか、これが見えないと、不安で送信できません。「送信後、3営業日以内に担当者からご連絡いたします」「自動返信メールが届きます」「まずは無料相談の日程調整をさせていただきます」など、次のステップを明示しておきましょう。

「営業電話は一切ありません」「無理な勧誘はいたしません」といった安心メッセージも、送信のハードルを下げてくれます。

【提案】GHLならLP・フォーム・ステップまで一括で見直せる

ここまで読んで、「確かにうちのフォーム、いろいろ問題あるかも…」と思った方もいるかもしれませんね。でも、一つひとつ修正していくのは、正直大変です。HTMLの知識が必要だったり、外部の制作会社に依頼したり、コストも時間もかかります。

そこで注目してほしいのが、GoHighLevel(GHL:ゴーハイレベル)というツールです。

GHLを使えば、ランディングページ、フォーム、その後のフォローアップまで、すべてを一つのプラットフォームで管理・改善できるんです。

LP(ランディングページ)作成が簡単

GHLには、プロがデザインしたテンプレートが豊富に用意されています。専門知識がなくても、ドラッグ&ドロップで、見栄えの良いページを作ることができます。

もちろん、フォームとの「距離感」を意識した設計も簡単です。訪問者が興味を持った瞬間にアクションできる導線を、直感的に作れます。

フォームのカスタマイズも自由自在

必要最小限の項目だけにしたい、ボタンの色を変えたい、送信後のメッセージを設定したい。こうした細かい調整も、すべてGHL上で完結します。

A/Bテストも簡単にできるので、「どちらのフォームが反応が良いか」を実際にテストしながら、最適な形を見つけられます。

送信後のステップまで自動化

フォームを送信した人に、自動でお礼のメールを送る。3日後にフォローアップのメールを送る。予約を促す。資料をダウンロードできるようにする――こうした「その後」の流れも、すべてGHLで設定できます。

つまり、「フォームを置いて終わり」ではなく、「問い合わせから成約までの流れ」を一貫して設計できるんです。

データで効果を確認できる

どのページからフォームに来たのか、どの項目で離脱しているのか、送信率はどれくらいかなどと言った情報も、GHLならデータ化されて見える化されます。「なんとなく」ではなく、データに基づいて改善できるので、着実に成果を上げていけます。


問い合わせフォームは、ただ置いておけばいいわけではありません。

訪問者の気持ちに寄り添い、不安を取り除き、スムーズに行動できる設計にする。そうして初めて、フォームは機能するんです。

もし今、フォームからの反応がないなら、それは改善のチャンスです。

ページとフォームの距離感は適切か?
入力項目は必要最小限か?
CTAは明確で、行動を促せているか?

この3つを見直すだけでも、反応は変わってきます。

そして、その改善を効率的に、継続的に行うために、GHLのようなツールを活用してみてください。フォームの先にある「成約」までの道のりが、ぐっと近づくはずです。

株式会社コルプ代表取締役。写真・映像などのPRコンテンツの製作と品質保証を中心とした業務改善で中小企業を支援。YouTubeチャンネル運用支援ではチャンネル登録者数12人のチャンネルを撮影・編集も含めた支援により登録者数1000人を達成し、現在では顧客が自立してチャンネルを運用している。業務改善支援では中小企業の30代中堅社員の業務管理方法の改善指導をした上、業務標準化を進めるなど管理面に関する支援を行っている。日本国内でいち早くGoHighLevelを導入した企業とパートナーシップを組み、GoHighLevelの使い方を紹介、ユーザーの支援を行っている。

Takahiro Yoshida

株式会社コルプ代表取締役。写真・映像などのPRコンテンツの製作と品質保証を中心とした業務改善で中小企業を支援。YouTubeチャンネル運用支援ではチャンネル登録者数12人のチャンネルを撮影・編集も含めた支援により登録者数1000人を達成し、現在では顧客が自立してチャンネルを運用している。業務改善支援では中小企業の30代中堅社員の業務管理方法の改善指導をした上、業務標準化を進めるなど管理面に関する支援を行っている。日本国内でいち早くGoHighLevelを導入した企業とパートナーシップを組み、GoHighLevelの使い方を紹介、ユーザーの支援を行っている。

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